December 01, 2007

画像処理に興味があるなら、まず使って損はないアプリケーション - Lavatube

とあるところで、このLavatubeなるアプリケーションの存在を知ったのだが、あまりに素晴らしいソフトだと個人的に思ったのでここに書き残すことにした.

動画像処理ビジュアルフレームワーク - Lavatube

lavatube.png


画像処理に興味がある人は、是非ダウンロードしていろいろといじってみることを強くお勧めする.ライブラリの都合もあるようだが、残念ながらWindowsのみ稼働.しかし非商用目的で個人が使用するのであればフリーで使えるシステムとしては、あまりにも素晴らしすぎる.高専や大学の授業でも使えるよなとも思ったり.

なにが素晴らしいって言うと、モジュール化された処理を視覚的にグラフとして接続するだけで、画像処理のシステムが作れてしまうことである.そして、その途中経過を画像としてモニタリングしたり、個々のモジュールのパラメータを簡単に変更できるようなGUIがすでに実現されているため、細かなパラメータ調整による再実行も簡単に行えることである.
OpenCVなどのモジュールも含まれているので、OpenCVでのプログラム実装などで時間を取られるぐらいなら、このツールでのコンセプトproofをしてから実装を始めてもよいと思われる.

このツールを開発した研究者も、もともとはこれが作りたかったわけではなく、とあるシステムを構築するのに、こういうツールがあったら便利だよね〜.という視点から作ったツールだとのこと.なので、使いやすさをきちんと考慮したシステムになっている.このツールで3次元データからの特徴抽出やら、異常行動検出装置を実現していることも、そのツールの有用さと実用性の高さを示しているといえよう.

Posted by z at December 1, 2007 11:45 PM