Connecting Time-Oriented Data and Information to a Coherent Interactive Visualization,
Ragnar Bade and Stefan Schlechtweg and Silvia Miksch,
Proc. of the SIGCHI conference on Human factors in computing systems(CHI'04),
pp.105-112, 2004
ACM Digital Library
時間情報を属性として持つデータの情報視覚化に関する研究である.
# とある著名な先生が授業で使っていたので読んでみた
一見するとインパクトのある視覚化のようにも見えないのだが、よく読んで見ると「あー、堅実な進歩(?)」だと言えるなとも見れる論文.[日時, 値]という組のデータをどう視覚化するかは、個人的にも興味があるのでこれを基点にもう少し調べてみようかと思っている
以降はメモ
- 視覚化にdomain knowledgeを持ち込んで表示を明快にするというアプローチは強く同意.最近は値がそこにあるからこういう風に書いてみた.という視覚化が見受けられるように思うが、大事なのは、何を知りたいかであり、値だけでそれが知り得ないのならば、そういった外部の知識を取り込んででもユーザの判定負担を軽減してやる(見せてやる)というのは大事なことであり、基本的なことだと思う
- 視覚化対象のデータの時間スパンが長い場合、もちろん長くない場合もそうだが、すべてのデータを視覚化できないとした場合、どうやって視覚化対象データを決めていくかは一つの課題だと思っている.スライダーバーによる時間スパンの指定方法は以前にもいくつか既存の研究があったと思うが、二段重ねのダブルスライダー方式は、その解法の1つとして知っておくべき方法でしょう.
- 患者の診療データを使ってシステムを提案しているところが説得力を増している点かな...
Posted by z at February 4, 2008 01:11 AM