May 03, 2009

面白かった記事3つ - 会誌 情報処理 2009/04号

情報処理学会会誌 2009/04号に、面白い記事があったのでメモしておく

会誌「情報処理」 Vol.50, No.4 - 情報処理学会

面白かった(個人的に興味がわいた)のは、以下の3つ

1. タッチパネル方式によるヒューマンインタフェースの研究最前線

iPhone / iPod touchによって本格的に普及が始まったタッチパネル時代(?)ですが、そのインタフェースのサーベイ記事です.Microsoft ResearchのShift(CHI 2007)やLucidTouch(UIST 2007)は常識として知っておくべきだろう.

2. リコメンド・サービス・コンテスト実施報告

Webサービス関係のコンテストがいろいろ(?)と行われているのは知っていたのですが、規定課題が決められていて、それに取り組むコンテストというのは、この記事で初めて知りました.学生を対象としてこういうことをやるのは面白いと思う.こういうコンテストはどんどん実施するとともに、これを論文と同等の業績に扱うような仕組みがあるといいかなと思った.

3. 実利用が進む顔画像処理とその応用事例:(前編)顔画像処理技術の動向

最近のデジカメや携帯電話のCMを見ていて、なんとなくは知っていましたが、記事を読んで、知らないうちにすごいことになっているなと思いました.
今後は顔属性推定といって、写真(映像データ)から人種や性別そして年齢まで推定しうる技術の開発も進められているとのこと.いや、こういう技術がすでにあるということを知っておいた上で、何ができるか、何が起きるかを考える必要があるなと思ったり.2回にわたる記事なので、次回も読まないと! と思いました.

Posted by z at May 3, 2009 08:56 PM