September 20, 2007

顔認証による「顔パス」

USJ(Universal Studio Japan)が顔認証で顔パスを始めるそうです

USJ、来場者の「顔パス」入場を導入 -- NECの顔認証エンジンを採用 - NIKKEI BP
USJ 顔パスで…目や鼻の位置で本人確認 - 読売新聞
USJが「顔パス」感覚で入場可能に - 日刊スポーツ新聞


顔パスと言えば聞こえが良さそうだが、本来の顔パスっていうのはこういう意味ではない気がします.
個人的には、このシステムの適用範囲が1 day passとかに拡大しないことを切に願う

Posted by z at 06:53 AM

September 18, 2007

よりよいプレゼンのための10のコツ

どこかの著名なブロガーのページで見つけたWebページがよさげだったので残しておく.

10 Tips For A Killer Presentation

素晴らしいプレゼンのための10のコツ.てな感じでしょうか?

自分もプレゼンは得意ではないので、よりよいものにしたいと思っているので参考にすべし.
ということで、メモとして残しておく

# しかし、やっぱり「笑い」と取りにいかなければならないのか...

Posted by z at 02:51 AM

September 15, 2007

情報処理学会会誌 2007.08よりセキュリティ関連の記事

情報処理学会会誌 2007.08 (Vol.48, No.8)より情報セキュリティ関連のメモを二つ

ディジタルフォレンジック 〜電磁的証拠の収集と分析の技術〜
Digital Forensicに関する解説記事

- 不正行為や犯罪に使用された計算機から証拠を収集するための作業
- Incident responseとして/刑事事件への対応として/監査の情報として
- RFC3227 - Guidelines for Evidence Collection and Archiving
- 携帯電話からの証拠(情報)収集も重要に、が、現状では障害多し
- 照会されているツール
-- EnCase (GuidanceSoftware)
- Forensic Toolkit(FTK) (AccessData)
- The Sleuth Kit (TSK)
- ILook Investigator - 機能概要は公開されているが、米国の法執行機関や軍関係しか使用できないらしい
- 関連会議
-- Digital Forensic Research Workshop(DFRWS)
-- Intl. Workshop on Systematic Approaches to Digital Forensic Engineering
-- Workshop on Digital Forensic & Incident Analysis
-- Internationa Conference on Digital Forensic
- 論文集
-- Advances in Digital Forensics (Springer)
-- Digital Investigation (Elsevier)
-- Journal of Digital Forensic Practice (Taylor & Francis)
-- The Journal of Digital Forensics, Security and Law (ADFSL)
-- Transactions on Information Forensics and Security (IEEE Signal Processing Society)


情報技術の国際標準化と日本の対応 - 2006年度のISO/IEC JTC 1および情報規格調査会の活動 -
この中の電子パスポートの記載が興味深い.要点をひろいあげてみる

- 必殺「テロ防止」
- バイオメトリクス情報を含むICチップの埋め込み
- ICチップを搭載した分厚い厚紙がパスポートにくっつくことに
- 生体情報として顔写真が記録.指紋や虹彩も検討中
- 顔写真データは暗号化されていない
- なぜか非接触インタフェース
- バイオメトリクス情報の確認は、な、なんと「目視」
- 偽造/変造対策はあるが、複製防止対策はない
- パスポートを本人確認のためのIDとして、将来的に金融機関の口座開設や宿泊施設における本人確認にも利用されることが期待されている...

Posted by z at 03:03 AM

September 13, 2007

IQ-Auth: 画像を使ったなぞなぞ認証

なぞなぞ認証と言えば増井氏が提案している認証手法ですが、その増井氏が画像を利用した新しいなぞなぞ認証を始めました.

IQ-Auth: 画像なぞなぞ認証システム

iqauth.png

パスワード認証に対し、ユーザにやさしい仕組みをかぶせることにより、既存のパスワード認証の問題点を改善しようとするシステムで、かつ「秘密を生成し、覚えるのが大変」というパスワード認証の根本的な問題に対する改善を目指したシステム.

上記のWeb(http://iqauth.com/)にシステムの詳細が説明されており、かつ実際に使用できるようになっている.

Posted by z at 04:02 AM

September 12, 2007

DAI-HIPs: カテゴリーや意味で組み立てた秘密情報を画像で回答する認証手法

画像認証でサーベイをしていたら、興味深い画像認証の研究を見つけました

DAI-HIPS

dai-hips.png

システムの詳細は、チュートリアルに書かれていますが、カテゴリー(キーワード/意味)の組み合わせによる秘密情報を画像を用いて回答する.という仕組みのよう
です.

勝手にコメント

- 記憶面でユーザに優しいシステムかどうかは微妙ではなかろうか?

- カテゴリー/意味により秘密情報が構成されているとすると、こういう攻撃方法が考えられる気がする? 1. 認証画面の画像群から秘密情報を構成しているカテゴリー/意味を抽出する. 2. それらの組み合わせの1つが秘密情報であろうから、それらで構築できるすべての組み合わせをbrute-force攻撃で試す.こうすれば、それなりの手数で認証を看破できてしまわないだろうか?

これに対する安全性を増すために、認証画面下に表示される画像に意味/カテゴリー的共通性がなくなるような画像提示をすると、ユーザの負担になるのは明確.

- ユーザビリティ面はDrag & Dropではなく、順番に画像をClickして選択する.という仕組みにすればより簡単だと思う.Drag & Dropにする意図はなんだろう? 回答順がバラバラでもよいという柔軟性を持たせたいのかもしれないが、秘密情報は順序依存だと思われるので、順不同でバラバラに回答をするのがシステムとして可能であったとしても、利用者側の視点にたった時にそれがmeritとなるのか? という疑問がある(でも、いい結果が出る気もする).

- 画像の意味を利用するものだとすると、ユーザによる勘違いの可能性もある.狸の画像を猫だと思い込んで繰り返し認証に失敗してしまうとか (重箱の隅系つっこみだな)

が、画像でない秘密情報を画像で回答する.という手法は非常に興味深いなと今更ながら思いました.猫認証/asirraを見た時にはなんとも思わなかったんだけど、これを見て脳みそが刺激された気がしました.画像認証の研究...まだまだ捨てたものではないかもしれない.
# なんて思うのは自分だけか?!

# [余談] システム名称の由来が妙に気になります... HIPs(Human Interactive Proofs)はいいとして、DAIはなんだろう?

Posted by z at 04:03 AM

September 07, 2007

10日分の人の動きを記録する腕時計型センター

日立製作所が人の動きを24時間測定し、かつその記録を10日分は端末内に保存できる腕時計型センサーネット端末を試作したそうです

腕時計型センサーで人の動きを24時間測定 -- 日立が開発 - 測定データから毎日のリズムを把握 - @IT
10日分の運動量や脈拍を計測する腕時計型端末、日立が試作 - ITPro

要点を抜き出してみる

- 脈拍計、皮膚温度系、3軸加速度センサーを内蔵し、1秒間に20回、それぞれのデータを測定し、記録
- 生活防水
- 消費電力を抑えるため、新たな低電力技術を搭載
- 無線LANを介して取得データをPCへ転送
- 毎日の生活リズムを可視化する「ライフタペストリー」機能
- すぐにでも発売可能

面白そうです.是非触ってみたいが、、06年1月に研究機関向けに販売した従来機の価格は94万円とのこと.おいそれといける値段ではないな....端末だけ安く提供してくれればなと思ったり.

Posted by z at 01:58 AM

September 05, 2007

gyazo.com: 画像を簡単にuploadし、URLを付与するサービス&アプリ

画像を簡単にアップロードし、それにURLを付与するサービス & アプリが公開されました.

Gyazo: 画像の楽々アップロード

現時点では、アプリがMacintosh版のみですが、画像のアップロードは確かに簡単!
あまりプライバシーや人の顔が写ってない写真等を他人と共有するときや、ブログに写真を載せたいという時には便利なアプリケーションです.

試した感想としては

- User名を気にせずに画像をアップロードし、保存しておけるのは便利
- URLがわからない限り、画像が他人に見られることはなさそう.
- まだ削除ができないとのこと.(実装予定)
- 個人的には自分のサーバに画像をアップロードしたいなと思ったり

アプリはフリーですので、Mac OS Xユーザは是非お試しあれ
開発者は増井氏です.

Posted by z at 02:06 AM