February 28, 2010

今後の学術会議Webサイトにあって欲しいもの

素直にこれはいいなと思いました.
他の学術会議でもこれにならってもらえると、学術会議に参加してみようという人も増えるかもしれませんね。

下記のWebページの右上の方にある「カタログ」の欄をご覧下さい。

インタラクション2010 - 情報処理学会

これまでにも論文の概要が提示されていた学術会議Webサイトがあったかもしれないが、ほとんどの場合は論文タイトルと著者だけである。そこに概要と研究成果に関する図や写真が一つ入っただけと言えばそうなのだが、実物を見て受ける印象は、想定していた以上だなと感じた。実際に会議に参加できない人にとっても、これはメリットがあるかと思う。

もちろん、これにより学術会議で発表される内容がより具体的に外部にさらされることになり、その結果として参加者が減少するなんて事もあるかもしれない。が、それは聴衆と開催側の互いにとって不幸だったケース、すなわちタイトルを見て聴衆が期待するような内容が発表されると期待して学術会議に参加したが、いざ聞いてみたら期待した内容とは異なる内容であった。というケースが減るだけかと思う。これは参加者人数が減るという視点では問題かもしれないが、発表者と聴衆者のマッチングが改善するという意味ではかえって良い効果なのではないかと思う。参加者を増やすための方策は他にもだろうから、それを講じていけばいいだけのはずだ。またそれでも事態が改善しないのであれば、その会議の存在意義をあらためて考える必要があるだろう。ムダに多い学術会議は、他の会議と合流するなどしながら、数を減らしていく必要もあるかなと思う.

しかし、これによってインタラクションへの参加者がさらに増えるようなら、そろそろ会議場のキャパ的に破綻しつつあるので、要検討のような気がする。これまででも、インタラクティブ発表などは落ち着いて見られない状況が続いているので、それはそれで問題かと。

Posted by z at 09:04 PM