概要
不正侵入対策において,人間がログ情報を閲覧することは必要である.一方,ログの閲覧には情報認識負荷の大きさとその量の膨大さという問題があり,その作業遂行を阻害している.そこで本研究では,ログの閲覧を支援する手法として情報視覚化を用いる手法を提案し,それに基づくログ情報視覚化システム"鼓"を構築した.本システムを用いることにより,ログ情報の閲覧によって不正侵入行為として疑わしい事象の検出を従来よりも容易に行うことが可能となる.
論文
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高田哲司,小池英樹:
鼓: 不正侵入検知を目的としたログ情報の視覚化
コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS2000), 情報処理学会, pp.271-276, October 2000. -
高田哲司,小池英樹:
ログ情報視覚化システムを用いた集団監視による不正侵入対策手法の提案
情報処理学会論文誌, Vol.41, No.8, pp.2216-2227, August 2000.
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