February 29, 2008

glTail.rb: リアルタイムのログの視覚化

ログの視覚化を行うツールglTail.rbを知りました.

glTail.rb - realtime logfile visualization

SlashdotOpenGL.org(Feb 21, 2008)に紹介されていました.

glTail.rb.png

「View real-time data and statistics from any logfile on any server with SSH, in an intuitive and entertaining way.」との売り文句

確かに見てて面白いが、「面白い」を超えた後にも引きつける何かがあるだろうか?
(面白さも峠を越えて飽きてきてしまうのではないかという懸念)

SSH経由でreal-timeに遠隔のログを視覚化し、アニメーションするというのは参考にしなければいけない点ですね.
しかし、この視覚化の方法、どこかで見たことあるシステムとよく似ている感じがするな.

Posted by z at 11:33 PM

February 18, 2008

ConfShare: 会議情報の投げ込みページ開設

学術会議情報サービス ConfShareに登録されていない会議情報を登録依頼するためのWebページを開設しました.

http://www.netaro.info/~zetaka/projects/ConfShare/sendconf.html
(要JavaScript)

「この会議情報をConfShareに登録して欲しい」という方がおりましたら、このWebページから会議情報のURLをお知らせください.当方の方で内容を吟味した上で、ConfShareに登録いたします.

本来は、誰でもデータを入力できるよう入力画面を用意すべきなのですが、現在の実装がいまいちなので、きちんと実装し直してから公開しなおしたいと思っております.それまでの暫定措置として、こちらのページを用意しましたので、ConfShareに掲載されていない会議情報をお持ちで、ConfShareに掲載を希望する方はこちらから通知して頂ければと思います.よろしくお願いします.

なお現時点で、登録する会議情報は以下の要件を満たしているものに限定させて頂きます.
あらかじめご了承ください.

1. IT関連(Computer Science Domain)の会議情報であること
2. 誰でも参加ならびに論文投稿が可能な会議であること

なお通知フォームは以下のような画面であり、お送りいただく情報は次の3つのみです.

1. 送信者の氏名
2. 送信者のメールアドレス
3. 会議情報のWebページのURL

confsharesubmitform.png

なおいつものことで申し訳ありませんが、Firefoxでしか動作確認をしておりません.Safariでも動作するようですが、基本的にFirefox以外のブラウザでは正常動作を保障できません、不便をおかけいたしますが、ご理解いただきたくお願い申し上げます.

Posted by z at 02:27 AM

February 16, 2008

ConfShare iPod touch/iPhone対応版リリース

学術会議情報共有サービス ConfShare - Unified Conference CalendariPod touch および iPhone対応版を開発したのでここに告知します

iPod touch/iPhone版 ConfShare
http://www.netaro.info/~zetaka/projects/ConfShare/touch.html

上記のURLにSafariからアクセスして頂ければ、iPod touchおよびiPhone用に最適化(?)されたWebページでConfShareに登録されている会議情報を閲覧することができます.iPod touchやiPhoneをお持ちの方は是非ともお試し頂ければと思っております

下の写真は、会議情報リスト表示の画面スナップショット
confshare1.png

続いて論文投稿締め切りリスト表示の画面スナップショット
confshare2.png

どちらのリスト表示も、各項目が選択可能となっており、選択するとその会議に関する詳細情報(必要最低限情報(?))が表示される会議詳細情報画面に遷移します.その画面スナップショットは次の写真になります

confshare3.png

この画面の上部にはリスト表示に戻るためのボタンとその前後の会議(単にConfShareが保持している会議リストの順でいう前後)の詳細情報画面に遷移するボタンが用意されています.

作っていたら、一般のWebブラウザ向けよりこちらの方が楽しくなってきてしまいました.一般向けWebブラウザの方もまだ未完成なので、こつこつと実装を進めていきたいと思っています.是非ともご利用いただき、御意見等頂ければと思っております.

#よく考えたら、iPod touchにURLの文字列を簡単に渡すいい方法がMail以外にないんですね.URLが長くてすみません

Posted by z at 10:41 PM

February 04, 2008

時間情報を持つデータの情報視覚化: Connecting time-oriented data and information to a coherent interactive visualization

Connecting Time-Oriented Data and Information to a Coherent Interactive Visualization,
Ragnar Bade and Stefan Schlechtweg and Silvia Miksch,
Proc. of the SIGCHI conference on Human factors in computing systems(CHI'04),
pp.105-112, 2004
ACM Digital Library

時間情報を属性として持つデータの情報視覚化に関する研究である.
# とある著名な先生が授業で使っていたので読んでみた

一見するとインパクトのある視覚化のようにも見えないのだが、よく読んで見ると「あー、堅実な進歩(?)」だと言えるなとも見れる論文.[日時, 値]という組のデータをどう視覚化するかは、個人的にも興味があるのでこれを基点にもう少し調べてみようかと思っている

以降はメモ

- 視覚化にdomain knowledgeを持ち込んで表示を明快にするというアプローチは強く同意.最近は値がそこにあるからこういう風に書いてみた.という視覚化が見受けられるように思うが、大事なのは、何を知りたいかであり、値だけでそれが知り得ないのならば、そういった外部の知識を取り込んででもユーザの判定負担を軽減してやる(見せてやる)というのは大事なことであり、基本的なことだと思う

- 視覚化対象のデータの時間スパンが長い場合、もちろん長くない場合もそうだが、すべてのデータを視覚化できないとした場合、どうやって視覚化対象データを決めていくかは一つの課題だと思っている.スライダーバーによる時間スパンの指定方法は以前にもいくつか既存の研究があったと思うが、二段重ねのダブルスライダー方式は、その解法の1つとして知っておくべき方法でしょう.

- 患者の診療データを使ってシステムを提案しているところが説得力を増している点かな...

Posted by z at 01:11 AM

February 03, 2008

大規模データのための対話的テキストマイニング

非常に興味深かったので残しておく

解説: 大規模データのための対話的テキストマイニング
会誌「情報処理」, 情報処理学会, Vol.48, No.12, pp.1413-1420 , 2007

テキストマイニングは、非常に応用が利く技術だと思っており、しかも要素技術としていろいろな分野のアプリケーションに組み込まれていくと読んでいる.専門分野では当たり前なのかもしれないが、分野外ながらも興味があるので、今後も注視するつもりである

それと上の内容とは関係ないが、この号の特集「情報技術が支えるアートとコンテンツの世界-Art with Science, Science with Art」内の記事 p.1336に「メディアアートをパブリックに展開していこうという場合、次の3つの要素が重要である」という言葉が気になったので、これも残しておく

1. 空間性
2. 実態性
3. 自己参加性


Posted by z at 01:34 AM