March 28, 2012

SNSに対する嫌悪感の事例

興味深いので、メモとして残しておく.

- Facebookが嫌いな理由 - Biz.ID (2012/03/27)

- Facebookが嫌いな理由.それは実名主義だから
- なぜ実名主義が嫌か.大きく2つある
1)ビジネスにおいて実名に何の意味があるのかわからない
- とある名前が、誰を指しているかを一意に認識できればそれで良いはず.実名が必要なわけではない.女性にとってはそれが安心感にもつながる.誰もが架空の名前でも問題ないはず
2)人間、歳を取れば汚れてくるのは当たり前
- 全ての人間が品行方正、成人君主というわけではない.いろんな事情で実名を明かしたくない人もいるのが現実.こういう人達が新しい生活の場で人間関係を気づいていく上で、不気味な存在となりかねないのがFacebook.一種の疎外感を与えているとも言える.

- Facebookはお天道様の下を堂々と歩けるような人達の乱暴な論理を感じる.「全員が使うことで便利になる」「ユーザが増えれば素晴らしい世界が訪れる」は、その副産物として「何か過去があって使えない人間」をあぶり出す構造になりかねない.

- これと似た状況は、誰か勝手にルールを決めた遊びが学校で爆発的に流行る光景だ.
-- 小学校では、先生が「その遊びは今後一切禁止」で終わるが、大人の世界では終わらない...

Posted by z at 01:07 AM

March 27, 2012

R25 ネット護身術特集号より

R25 Extra 03/26 特別号「まるごと一冊ネット護身術特集号」より気になった所を書き残す.

r25-20120326.jpg

■ パスワード管理の実態について
- 一般のユーザが覚えていられるID・パスワードの組み合わせ数は平均3.1個 (野村総合研究所の調査)
- 管理方法は大きく4種類
-- 1) 手帳に書く
-- 2) PC内のテキストファイルに保存 (Copy & Pasteできるから)
-- 3) 生年月日+名前+各サービスの頭文字など覚えやすいパスワードの法則を作成し、記憶する
-- 4) パスワードはすべて同じ
- パスワード管理ツールを利用する.
- Excelのファイルに書き出し、暗号化する.そのパスワードはスマホに保存
- 机の引き出しを二重底にし、そこにパスワードメモを隠している (DEATH NOTE参考)
- 仕事用のパスワードは手帳に、嫁にバレたくないパスワードはUSBメモリに


■ ソーシャル時代の盲点
- Twitterの怖さは、個々のつぶやきには意味がなくても、複数のつぶやきをまとめて読むと得られる情報がある(生活パターン、活動エリア).またアカウントを非公開にしていても、友人からのリプライをまとめて読めば、どんな人物か推察できる可能性が.
- 「現実世界ではやらないことをSNSならやっても大丈夫」と決して思わないことが大切


■ スマホのウィルス
- なによりも怖いのは、スマホにウィルスが感染すると「電話番号」が漏えいする可能性があること.IPアドレスが漏えいしてもISPなどが協力しない限り、悪意ある人が個人を特定することが難しいが、携帯電話番号の場合、悪意ある人があなたに直接電話をかけることが可能になる.
特に最近はSNSの仕組みを悪用した感染手法が報告されているので、SNSなどで安易な行動は避けるようにしないといけない.


■ 困った時に
- 身に覚えのない請求が届いた
消費者ホットライン

- 掲示板で有害情報を見た
インターネット・ホットラインセンター

- ウィルスでIDが流出した
情報セキュリティ安心相談窓口

- 掲示板で自分の悪口を発見した...
違法・有害情報相談センター

- 迷惑メールが大量に届く...
迷惑メール相談センター

- 犯罪に巻き込まれ身の危険を感じる
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口

- 通販トラブルに巻き込まれた...
経済産業省 消費者相談室

- 通販で購入したブランド品が偽物...
通販110番 消費者相談窓口

- 海外通販でトラブルに
消費者庁 越境消費者センター

Posted by z at 11:20 PM

March 26, 2012

SNS社会 - その是非に関する新聞での議論

Social Networking Service (SNS)のデメリット(危惧)についての産經新聞の記事より要点を書き残しておく.

- 「SNS社会」中村氏、山田氏 - 産經新聞 (2012/03/23)
- eアンケート: SNS社会「登録している」71% - 産經新聞 (2012/03/22)

以下は山田氏のSNSに対する危惧

- 「利用者が一千万を超えた」
-- これは全てがアクティブユーザとは言えない.登録者数と見るべきではないだろうか?

- 世界と交流は幻想
-- 現実世界の階層をネットに移し替えただけであり、世界中の人と友達になれるというわけではない.

- 個人が自由に情報発信
-- 情報過多につながっている.個々の情報を精査できなくなり、判断停止状態に陥る.結局、他人の言に便乗する"バンドワゴン効果"が生じる.多数派であること、流行しているということだけが判断材料になってしまう

- 無料だ
-- SNS運営会社は営利企業.集客が必要だから無料になっているが,そこから得られる個人情報を利用し、広告収入を得ている.つまりプライバシーを運営会社に「支払っている」ことになっていることに気づいていない

- SNS社会は幸福か?
-- 現実社会のプライバシーはSNSでは通用しなくなる.酒場での放言も、SNSでは「炎上」につながる.人間関係や日々の行動が第三者にまで見られる(監視される)ことで、すべての人が品行方正であり、ウソやおふざけも許されない息詰まる空間が形成されつつある


■ eアンケート結果から
- マナーを守れば怖くない.むしろ楽しいものになると思う (13)
- 公開制限をし、リアルでの友人とのやり取りだけにしているので、今のところトラブルはない
- 発信ではなく情報収集のツールとしてあってほしい.ただし「深入りしない、うのみにしない、不用意にあれこれ語らない・流さない」が大切
- SNSの設計者は利用者がどのようにシステムを利用するかを事前に把握することは無理.トラブル発生は必然
- 悪意ある人にGosipを流され,つるし上げにあって退会した
- 周囲がやっているから...という理由で利用していたが,人間関係のトラブルで止めた.きちんと顔を見て話す友人を大切にすべき
- 海外旅行と同じく、自分が世間にどれだけ守られているかを理解できない人ほどトラブルに巻き込まれる.オンライン上では社会的制裁は効きにくい
- 好んで個人情報をウェブ上に掲載する人達の意図が理解できない
- 他人の意見に惑わされる人は、SNSに関与すべきでない
- 直接対面して意見交換ができない人とは交流したいと思わない

Posted by z at 11:57 PM